創業の精神philosophy
現場は我々にとって商品である
世界の四大文明は土木屋の存在で創りだした。
われわれは文明改革者である。
昭和7年、高橋 啓が土木・建策請負業を創業し、請負師としての商売をはじめた。
その真摯な仕事ぷりを見ながら育った二代目は、灼熱の暑い日も、凍てつく冬の寒い日も、
まだ夜も明けぬ内、バイクに跨り工事現場に向かった。
真冬の深夜業は、地面においたシャベルに霜が降り、悴んだ手に吐きかける息は凍るように真っ白だった。
夜間は現場に灯りをともしながら深夜業をして、工事契約期限を守り通した。
家族全員で炊き出しをしながら、多くの仲間の力を借りた。
皆が一所懸命、約束を守るために「プロの仕事師」として働いた。
明かりで皆の顔が輝いて見えた。美しかった。
「現場は我々にとって商品である!」と、二代目は説いてまわった。
常に信用第一を旨とした仕事だった。
「世界の四大文明は土木屋の存在で創りだした。われわれは文明改革者である。誇りをもて!」
が、口癖であった。
常に世の中は土木事業を求め、新しい文明を築き上げる。
その道のプロ魂をもって、誇り高く社会に貢献して行くことをもって、
創業の精神とする。
